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  • 執筆者の写真Seitaikai

4月イベントレポート:「コロナが変えた世界観」

更新日:2020年5月28日

2020年4月27日(月)にオンラインにて、生態会イベント「コロナが変えた世界観」が開催されました。本イベントは、生態会のアンケート調査の結果とリモートワークの観点からこれからのwithコロナ時代について考えていくためのものでした。


このイベントに興味を持った理由は、私自身が新型コロナウイルスにより大きな影響を受けたからです。コロナの影響は、当分続くと予想されます。それを考慮した上で、方向性の転換であったり意思決定をする必要があります。そのヒントを得るために、イベントに参加しました。


レポート:濱本智義(生態会 学生ボランティア)

 

The DECK株式会社後援の元、完全オンラインイベントが開催されました。



第一部は、生態会事務局長の西山が「関西スタートアップレポート取材から見えた、変わる世界観」について説明しました。新型コロナウイルスの影響によって、スタートアップはどのように変わったのか。その変化はプラスなのかマイナスなのか。スタートアップの現状について、アンケート調査を元に語りました。



結論から言うと、「まれにみるピンチとチャンス」の時代ということです。業種やステージによってマイナスの影響、プラスの影響があります。そして、新たなイノベーションを生む機会でもあります。社会の変化に対応できる会社こそが、生き残っていけるのだと改めて思いました。



上の図が、アンケート結果です。皆さんはこれを見て、どのような印象を受けましたか?「やはり大きな影響が出ているなあ。」「案外マイナスにはなってないなあ。」捉え方は様々だと思います。生態会の理事長アレン・マイナーは、このアンケートを見て「良い結果だ。」と答えたそうです。アメリカでは、悪い影響を受けている企業がほとんどで3000万人の失業者が生まれています。しかし、このアンケートでは、全体の47%と半数以下です。


20%のスタートアップは、コロナの影響でビジネスが「大変良くなる」「良くなる」と答えており、大きなチャンスとなっています。具体的には、IT系の業種が良い影響を受けています。新規の取引実現・交渉の促進」によるものが大きいようです。リモートワークに切り替えやすいということも影響しているのでしょう。


ここで、リモートワークの話に移っていきます。


登壇者は式会社アジャイルウェア 代表取締役CEOの川端光義さんです。アジャイルウェアでは、以前より社員のリモートワークを一部許可していたそうです。2020年2月25日からは、全社員のフル在宅勤務を実施しました。効率的・効果的なリモートワークを追求した結果、NHKや日経新聞、産経新聞でも紹介されました。イベントで紹介された事例の中でも、バーチャルオフィスは興味深かったです。



上の画像がバーチャルオフィスで、これを使って円滑なコミュニケーションを計っています。例えば、会議室を作り、その中に自分のアイコンをドラッグ&ドロップすれば、そこにいる人とすぐに通話ができ、会議を始めることができます。特に、このバーチャルオフィスの良いところは、今誰が何をしているのかということがリアルタイムで可視化されることです。お互いが監視し合っているので、仕事をサボることもできません笑。その他、オンライン歓迎会やオンラインラジオ体操等、アジャイルウェアでは、様々な取り組みを行なっています。とても楽しそうですね。


では、実際に社員からはどのような意見が出ているのでしょうか。


上の二つの画像をご覧ください。社内でのアンケート結果です。効率、コミュニケーション量、ストレス、健康面どれも結果はまちまちですね。効率に関しては、落ちていると答えた方が多いですね。コミュニケーションに関しては少し減っているようです。ストレスに関しては、減ったという方が少し多いですね。両方という意見も多いです。健康面に関しては悪化したという声が多いですね。日々の通勤が良い運動になっていたのかもしれません。やはり、環境になれるためには時間がかかりそうです。これからも社内で定期的にアンケートを実施し、改善していくとのことです。


最後に、The DECK株式会社 代表取締役CEOの森澤友和さんがファシリテーターとして質疑応答を促し、イベントは終わりました。


 

全編オンラインのイベントでしたが、問題なく終えることができました。西山さんが参加者に積極的に発言を促したりしていたので、様々な意見を聞けたり、集中して参加することができました。このイベントで一番印象に残ったのは、今は「まれにみるピンチとチャンス」の時代だということです。


川端さんの会社がすぐに対策を打ったように、社会の変化に対していかに迅速かつ丁寧に対応できるのかが、これからのwithコロナ時代を生きていくための鍵になっていくようです。



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